株式
夜11時のパッチ一本、翌朝のストップ高
21日の夜11時、PHPの開発チームが修正版を公開しました。深刻度はCVSSで9.2、認証なしで外部からサーバー上のプログラムを実行される穴が二つです。ほぼ全てのバージョンが対象で、公開の直後から攻撃の試みが確認されています。国内ではオンラインゲームが緊急メンテナンスに入りました。
翌朝、東京で買われたのはセキュリティ関連の小型株でした。サイバーセキュリティクラウドはストップ高、前日比22%高で終えています。アズジェントもカイ気配で始まり、一時ストップ高をつけました。二社とも、この件で出した発表はありません。PHPを直した開発者たちは、どこの上場企業にも属していません。買える株がない場所で見つかった穴を、別の会社の株価が引き受けました。
地ならしは今月の頭に済んでいます。不正アクセスによる情報漏えいが相次いだのを受けて、政府は8日、全府省庁を集めた会議を開きました。翌9日に内閣官房の国家サイバー統括室が出した文書は、一番目の項目が脆弱性の管理です。修正プログラムの適用を後回しにしないこと、多要素認証を導入すること。企業に宿題が出て、その宿題を誰が受注するのかを個人投資家が先に買った、という順番になります。
掲示板に書き込みが集まる銘柄には、PHPの件が出る前から同じ系統の名前が入っていました。かごは先に組まれていて、材料が来るたび中身がまとめて動きます。
そちらでは、政府が企業に対策を求めたとき、その注文を買いに行く人たちがいますか。受け皿になる銘柄は、だいたい決まっているものでしょうか。
0
コメント 0